早水 恵一郎 / Keiichiro Hayamizu
和紙とは思えないような質感の作品は、竹や木で組んだ骨組みに和紙を何度も張り重ねて形を作る「一閑張り」という紙漆細工の技法で作られています。
和紙を手漉きで製作するだけでなく、作品の造形や漆塗りの全てを手がけることで、独自の作品表現が生み出されます。
早水 恵一郎
鹿児島生まれ / 多摩美術大学卒
岐阜の美濃にて手漉き和紙の工程を学んだ後、地元の鹿児島にて紙漉きを始める。
TESUKI paper worksというブランド名で、和紙の主原料である楮(こうぞ)の煮熟から紙漉き、活版印刷をはじめとした紙の加工など全ての工程を、一つ一つ手作業にて行う。
昔ながらの製法を大切にしながらも、既存の「和紙」のイメージの枠を取り払い、現代の空気感に沿った新しい和紙作りを心がけている。